栗見出在家町魚のゆりかご水田協議会が内閣総理大臣賞を受賞 市長に報告
人や魚、環境に優しい水田づくりに取り組む栗見出在家町の住民らによる「さかなのゆりかご水田協議会」(村林又藏代表)が平成29年度(第56回)農林水産祭において農林水産祭 内閣総理大臣賞を受賞しました。
平成29年12月5日、東近江市役所市長室で小椋正清市長に受賞を報告しました。
今年3月に日本農業賞 食の架け橋の部で農林水産大臣を受賞した魚のゆりかご水田協議会は、審査の結果、11月に多角化経営部門において内閣総理大臣賞に決定しました。
同協議会は平成18年から、琵琶湖周辺の水田に、湖魚が産卵、繁殖のために遡上できるよう排水路に魚道を設置するなどの取り組みを始めました。また、地産地消の推進や水田オーナー制度の導入、小学校への出前授業なども実施しています。
工夫や改善を重ねながら活動し、地域資源や伝統を守り次世代に継承していくため、環境への配慮と6次産業化への取り組みを組み合わせることで、さらなる地域の活性化につなげていることが高く評価されました。
小椋市長が「皆さんの受賞をうれしく、誇りに思います。これをきっかけに一層頑張ってほしい。」と述べると、協議会の村林代表は「大きな賞をもらって喜んでいます。若い世代にもつないでいけるよう、これからも頑張っていきます。」と語りました。
農林水産祭は、農林水産省と(公財)日本農業漁業振興会の共催により、国民の農林水産業に対する認識を深め、農林水産業者の技術改善及び経営発展の意欲の高揚を図るため国民的な祭典として行われています。農林水産祭天皇杯等三賞は、天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞からなり、厳正な審査(書類審査と現地審査)により決定されます。
魚のゆりかご水田協議会 電話0748-45-0603